編み込み

はい、皆様こんばんは。
こないだフェアアイルのニット帽が編みあがりましたー。


<フェアアイルとは・・・>
古典柄の一つ。もともとはスコットランド沿岸から遠く離れた
フェアアイル島で編まれたハンドニットのパターンの名前。
カラフルな色を使い、各段ごとに異なった幾何学模様を編み込んでいく
独特のパターン。


だそうです。このキャップは、
友達から有料でいいから編んでくれと頼まれたので、作りました。
三國万里子「編み物ワードローブ」から形は引用しまして、
色の組み合わせとか、模様は自分で考えました。

これね、全部で5色使ってるんですけど、
結構、編んでる途中気が遠くなりますね(笑)
しかも模様を自分で考えてって言いましたが、
最初に設計図とか書かずにですね、
編んでは「うーん、この配色じゃない。やり直し」とほどき、
これを何度も繰り返したもんだから、
まあ、、、、途中ちょっと自分にげんなりしますわな。

前回のケーブルと同じで、
めんどくさいが、完成すると感動する。
それがフェアアイルですよ(笑)

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フェアアイル編んでる時のポイントというか、
どうやって違う色の糸を入れ始めるのだろう、
というのが私の最初の疑問でした。
糸の変え方動画を見てみましょう。


ま、こういう感じですね。
この動画はボーダーを作ってるので
糸を切って切り替えてますが、
多色の編み込みは切らずに糸を追加していきます。
段の端っこでなくても、目の途中で同じような感じで
10cmぐらい糸端をつくってから最初の1目を編みこんで、
模様を編んでいきます。

で、たとえば最初に使った色が、次はもう後半ぐらいにしか出てこない
という場合には糸を切ります。
だいたい3段以上離れるようであれば私は切ってます。
無理につなげとくと変な力がかかってよれたりするので。

「えー、このぐらいわかるよ。。。」と冷笑しないでくださいね。
だって、編み本にはこのプロセス一切書かれて無いですから!
あっさり説明が端折られてることって本当多いんですよ。
かる〜〜〜〜く「これは2本取りで作ります」とかね。
。。。。。。なんだよ、2本取りって。
って思うじゃないですか。でも無いの、説明が。

で、いろいろ調べてどうやら2本一緒にしながら
編むらしいぞ、ってことがわかり、
同じ色の毛糸玉を2個使うんだな、うむ、と思うんですよ。
そしたら、今度は7本取りとか書いてあるんですよ。
おいおい、毛糸玉7個いるの?とかなるんだけど、
もうね、何も、何も書いてないの。その辺が。

そんな思うなら、編み物教室行けと思われるでしょう。
でもさー、本なら書いててくれよ〜って思うんですよね。
だって、顔も合わせ無い相手に
情報伝達するためのツールですよ。
本って。文字って。写真って。ねえ(誰に言ってんだか)

さて。話は変わりますが、この多色で編む時の
もう一つの問題が糸のもち方。
何本もの糸をとっかえひっかえ入れていくので、
まあ、こんがらがるわけですね。
さらに糸を指にかけてもたないといけないので
ストレスが"パねえ"訳です。で、
「糸を何本もうまく持てない」という相談をしている方へ、
三國万里子さんが次のように回答してました。

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そうですか、右手に2本、糸をかけて編み込みをしていらっしゃるのですね。
おそらく人差し指と中指に1本ずつ。
推測なのですが、うまく操れないのは、たぶん中指の方ではないでしょうか?
人差し指はふだんから編む時に使うけれど、
中指はなかなか出動する機会がないですからねえ。
わたしも中指はいつも、多少ぎこちないと感じながら動かしています。
糸を運ぶモーションも大ぶりです。
ぶきっちょだな、わたし、と思いますが、仕方ありません。
それで「わたしには君らしかいないんだよ」と、
右手の指にお願いしながら、なんとか日々動いてもらってます。
そんなかんじです。。。
他のやり方もいろいろあって、試してみたんですが、
どうやら今の持ち方が一番、私に合っているようではあります。
namiさんは、他のやり方試してみられました?
両手で一本ずつ持つとか、フランス式でやるとか。
持ち方を変えてうまくいった、という方もけっこう見てきましたので、
たまには気分転換に、他の持ち方で編んでみると、
なにかいい発見があるかもしれませんね。
なにはともあれ、エンジョイ!です。
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私はこれを読んで、
やっぱり楽しい方、できる方、続く方でやりゃいんだな、と
改めて再確認いたしました。。。
ちなみに私は指にかけない派(笑)なので、
1本ずつ、よいしょよいしょとかけてます。
それでも絡まります。でもそういうもんだと思うしかない。
最後には、わっしょいわっしょい!と
軽く祭りテンションになります。

しかも「 ぶきっちょだな、わたし、と思いますが、仕方ありません。」
ですよ。あんだけの作品と本出してる方が不器用発言!
いやー、どれだけ勇気をもらえるか。。。。
だからまあ、言われた通りにできないからって
そんなに気落ちする必要も、
できないと思うこともないって話ですね。

さて。ここまでで私の「基礎学習」話は終了です。
おいおい、これだけかよ。浅いな、と思われるかもしれませんが、
私は表編み、裏編み、交差、編み込みのみで
いろいろチャレンジしてます。
なんでしょね、3コードしか知らなくても曲はかける、みたいなもんですか。
。。。。かっこよく言い過ぎましたね。すみません。

引き返し編みとか引き抜きはぎとかね、
掘ろうと思えばどんだけでもあるんでしょうけど、
正直そこの技術が上がっても、使える作品がないし、
使ったものに欲しい作品がないんですよね。
なので、次回からは作品制作過程レポみたいにしていこうかと思います。
よろしくどうぞ〜。

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