Miknit / tie 〜製作過程と編み上がり〜

昨年9月に買っていたMiknitsのキット。
1つはシェトランドの毛糸を使ったフェアアイルのベスト「tie」です。

販売キットなので詳細は書けませんが、今回制作段階ごとに写真を結構撮ってたので、順々にご紹介しますね。


▲編み始め。編み物英語だとcast on!というやつですね。9月末にキットは届いてたんですが、スタートしたのはなんと2月。。。



▲とにかく毛糸が細いんで、全然進まなかった。使用した針はUS4号。5日たって、ようやく裾部分が終わったところです。



▲で、ようやく模様部分に入りました。編み始めから10日程度。模様に入ると、少し気分が上がります。


▲今回、スティーク(切りしろ)を作るのが始めてだったんで、なんか不思議な感じがしました。本当に切って大丈夫なのかしら。そこから全部解けたりしないのかな?とかね。でも編んでいてわかったのが、使っている毛糸(ジェイミソンズシェットランドスピンドリフト)の繊維がすーごい細かいんですね。それこそ、ちょっと編み地に乗っかるだけで絡むので、ひっぱらないと取れなかったりして「なるほど、これなら繊維同士が絡まって解けにくくなるわけだ」と納得しました。


▲というわけでどんどこ進めるのですが、、、とにかくスピードが、、、遅い!開始から17日目です。これ本当に終わるのかな、って気になってきました(笑)


▲編み地の裏側。編み方ガイドにのっている糸の渡りと若干違ってました。でももうそんなことはどうでもいい(笑)とにかく早く終われ〜って思いながらやってました。


▲開始22日目。やっとベストっぽい形が見えて来ましたね。


▲そして!26日目。ついに、スティーク(切りしろ)を切ることに!袖と前開きの部分がスティークで繋がっているので、袋状になっています。いざ切る時には、編み物経験者の友人が「途中で切るなんて見たこと無い」というので、LINEでライブ中継しちゃいました(笑)


▲そして切ったあと。実はこの時、間違って後ろ身頃の一部を切ってしまい大パニックに!キァアア!で、切ってしまった糸を全部結ぶという応急処置でなんとか切り抜けました。このあと袖ぐりの縁と、前たてをあみ、、、



▲40日目!やっとこさ、完成しました。
スティークを切った後「目を拾って毛糸を通す」作業が、どーーーーーーもやる気になれなくて1週間ほどほったらかしにしたんですが、無事完成。仕上がりは「しーちゃんのチョッキ」の時と同じく、5cmほど縦長になってしまいました。まあ、私が身長がそこそこあるので全然問題無い程度ですけどね。どっちかっていうと前のボタンがしまらなかったのが問題(笑)以前買ってたヴィンテージボタンをつけたものの、ボタンが小さすぎて全然留まらないし、結局少し大きめのボタンに変えました。

出来上がってからは何度か着ました。薄いのにあったかいです。おそらく編み地の目が詰まっているからかと。今まで作った中で一番細い毛糸だったしね。柄も細かいし、、、さすがにこれを解いて編み直すってことはないかな(苦笑)
まあ、とにかくMiknitsは高いんですよね。使ってる毛糸もいいし、デザインもいいから「値段分」と言えるものなので仕方ないですけど。私のような貧乏ニッターは買うのに結構勇気がいる(笑)でも今回スティークの技法もわかったし、毎年1個ずつ新しいことを覚えていけていると思うと、これだけの値段出してもまあいいか、と思ってます。何より着ていくのが楽しいものなのでね。

次回はもう一つのキット「penguin」についてです。

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